STAT3 (Signal Tranducer and Activator of Transcription 3)STAT3は、転写因子の一種で、STAT (Signal Tranducer and Activator of Transcription) ファミリーに属しています。 IL-6ファミリーのサイトカインあるいはEGF等の成長因子がそれらの受容体に結合することによりJanusキナーゼ(JAK)が活性化され、活性化されたJAKがSTAT3のチロシン705をリン酸化することによりSTAT3が活性化されます(JAK-STAT経路)。 具体的にはチロシン705がリン酸化されたSTAT3二分子のSH2ドメインが、それぞれ他方の分子のリン酸化チロシンと相互作用することにより二量体を形成して核内に移行します。核内に移行したSTAT3二量体は、標的となるDNAに結合する事で転写を活性化します。 STAT3は種々の腫瘍に恒常的に発現しておりますが、STAT3の機能を阻害するとアポトーシスが誘導されることから、STAT3阻害剤は新たな抗がん剤のターゲットとして着目されており、他にも乾癬治療薬のターゲットとしても研究がされております。 |