FBDD

FBDD (Fragment Based Drug Design)

FBDDとは、Fragment Based Drug Designの略で、ドラッグデザインの手法の一つで、フラグメント分子を利用したドラッグデザインをいいます。

1990年代中頃にAbbott社のFesikらによって発表されたSAR by NMR、その後X-rayによっても同様のアプローチで成功例が発表され、これらの手法は、FBDDとして注目を集めるようになりました。FBDDのアプローチの方法は、単に2つのフラグメント分子を繋ぐだけでなく、フラグメント分子と標的タンパク質の構造を検討しながら側鎖を延ばし、化合物構造を最適化していく方法などの成功例もみられており、これまでに様々なアプローチが試されています(e.g. Fragment-Linking, Fragment-Merging, Fragment-Evolution)。

また、これらFBDDによる研究が注目された背景には、候補化合物探索時における幾つかの利点が挙げられます。そららの代表的ものを3点にまとめて、以下にご紹介します。

  1. 1.HTSに比べ、はるかに少ない数のフラグメント分子のスクリーニングで候補化合物探索を進める事が可能です
  2. 2.非常にシンプルな構造であるフラグメント分子から研究を開始することにより、無駄の少ない化合物を設計し、比較的分子量が小さな化合物で高い活性を得られることができます
  3. 3.これまでに創薬ターゲットとして検討することが難しいとされていた、タンパク質間相互作用(PPI)阻害剤の開発にも着手できる可能性もあります
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