薬物動態

薬物動態 (Pharmacokinetics)

薬物動態とは、ADME、すなわち、生体内における薬物の吸収(Absorption)、分布(Distribution)、代謝(Metabolism)、排泄(Excretion)という、薬物の生体内における一連の移行と変化の過程をいいます。

生体に投与された薬物が、吸収されて体を巡る血液中に入り、生体内に分布し、作用部位に到達して薬効を発現します。そして、肝臓などで分解(代謝)され、または、尿中に排泄されて、生体内から消失する過程のことです。

例えば、飲み薬で考えた場合、口から入って、胃や小腸で吸収され、血液と一緒に運ばれて、体の中に分布することで、薬としての効果を発揮します。その後、肝臓などで代謝を受け、腎臓から尿中に排泄されて、体の中から消えます。これらの一連の過程が薬物動態であり、薬の物理化学的な性質のほか、年齢、さらには他の薬による吸収や代謝への影響(薬物相互作用)でも、大きく変動します。

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