POODLE-Lの概要
POODLE (Prediction Of Order and Disorder by machine LEarning) は、高い予測精度を持つタンパク質のdisorder領域*予測のためのプログラムパッケージです。ファルマデザインと独立行政法人産 業技術総合研究所 生命情報工学研究センター (CBRC) と共同開発されました。
ファルマデザインでは、POODLEプログラムパッケージの中の最も実用に適するPOODLE-Lについて、インハウスでもご利用可能なバージョンを販売しております。
*disorder領域: フリーな状態である特定の立体構造をとらない領域
POODLEについて タンパク質のdisorder 領域が非常に長いと、
となり、構造ゲノム科学研究を迅速に進める上で障害になります。 そのため、disorder 領域を予測し、disorder 領域を考慮したタンパク質をつくれば構造解析が容易と なるため、disorder 領域予測法の開発が近年活発になっています。 そこで、ファルマデザインでは、独立行政法人産業技術総合研究所 生命情報工学研究センター (CBRC) と共同でdisorder領域予測のプログラム開発を行い、POODLEとしてリリースいたしました。 現在、CBRCのPOODLEのサイトでは、現在以下のようなプログラムが公開されています。
これらPOODLEプログラムパッケージの中でも、ファルマデザインは、インハウスでもご利用可能なPOODLE-L (Windows 版) を販売しております。 POODLE-Lは、40残基程度までの長いdisorder領域の予測に適したプログラムです。長いdisorder領域は、タンパク質結晶化の阻害の要因になったり、タンパク質が他のタンパク質とタンパク質間相互作用 (Protein-Protein Interaction; PPI) をする領域として機能したりする*など、重要な役割を果たしていると考えられています。したがって、POODLE-Lは、実際に創薬研究に活用するのに適したプログラムであるといえます。 *実際に、ファルマデザインが開発したDr. PIAS (Druggable Protein-protein Interaction Assessment System) では、POODLE-Lを用いて、PPIの評価を行っています。
POODLE-Lによるdisorder領域の予測事例以下にPOODLE-Lによる、order領域、disorder領域の予測事例を示します。 POODLEの評価POODLEによるdisorder領域予測は高い評価を得ています。 例えば、世界的規模のタンパク質立体構造予測コンテスト (CASP) において、2006年に行われたCASP7では、disorder 領域予測部門の総合成績は2位、長いdisorder領域の予測では第1位の成績をおさめました。また、2008年に行われたCASP8においても、長いdisorder領域の予測では、POODLEの優秀性が認められております。なお、CASPは、いずれも、独立行政法人産業技術総合研究所 生命情報工学研究センター (CBRC) との共同参加です。
ご参考資料原著論文
学会・展示会発表(ポスター)
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