タンパク質ファミリー (Protein family)タンパク質ファミリーとは、相同な、すなわち、共通祖先を持つタンパク質の集まりのことをいいます。 進化の過程において、遺伝子やタンパク質はゲノム内で自分自身をコピーすることが知られています。共通祖先を持つ二つのタンパク質は、はじめ同一の立体構造とアミノ酸配列から成り立っています。進化に伴ってアミノ酸置換が蓄積していく結果、二つのタンパク質はわずかながら異なる立体構造とアミノ酸配列となり、微妙に異なる生化学的機能を持つようになります。このコピーと機能の多様化が繰り返される結果、祖先を共有する、ある程度機能が類似したタンパク質の集団が形成されます。一般に、複数のタンパク質の間でアミノ酸配列、立体構造、生化学的な機能にお互いに類似性がある場合、これを共通祖先を持つ証拠と考え、この集団をタンパク質ファミリーと呼びます。 |